CitrusJapan’s column

多言語Webサイト制作に強みをもつ千代田区のWeb制作会社。在籍社員が執筆しているコラムです。海外向けのサイトや翻訳ノウハウをしたためていきます。ご相談はcj.toiawase@citrusjapan.co.jpもしくは03-6709-8840までお気軽にどうぞ。

翻訳

夢のようなスキルアップ ~レア度SSS。破格のスキルとは?~

このスキルがあれば、日本中のみならず世界中から仕事のオファーがくるし、替えが効かないから言い値で仕事を受けられる、そんな夢のようなスキルです。(怪しいと思われたそこのあなた。怪しくないので最後までぜひ読んでみてください。) スマホゲームなら…

広東語を学びましょう〜香港映画10選〜 Part.2

どんどん寒くなって、お出かけしたくなくなる時期になってきましたね。 こんな寒い時期は、やはり家で映画を観るのが最適です!前回は5部香港映画を紹介しましたが、今回は残りの5部をご紹介します。 1)誰がための日々(一念無明)/2017年… ▼続きはこち…

翻訳会社アレこれ~Vol.29 ○○さんからのご紹介 その4 「Hさん」~

Hさんは、大手総合電機メーカーのハウス系代理店のお客様で、英文作成のご相談をよくいただいているだけではなく、重要なキーマンとして多くの案件をご紹介・お引き合わせをいただいている大恩人です。 お付き合いのきっかけとなったお仕事が何だったか、も…

なが――――い名称 〜中華料理と日本料理。命名の違い〜

日本人に比べ、中国人は簡単で短く簡潔な料理名を好みます。また、料理名には、使用されている主な食材名やその料理に関する情報が入っています。 かなり昔になりますが、初めて日本のドラマを見た時の第一印象は「日本のドラマのタイトルは非常に長い」とい…

無意識に出るヘンな日本語~省エネ発言~

翻訳という仕事柄からか、何気なく聞いた日本語が、これって英語に訳せないんじゃない?と無性に気にかかることがあります。今回は、そんな表現をひとつご紹介します。 野球の試合で解説者が 「点差も点差ですし、…」 ある女性が「年齢も年齢ですし…」 ある…

タイ語DTPの問題点と注意ポイント

前回のコラムでモリサワのタイ語フォントについて書きましたが、もう一つ留意しなければならない点があります。 MORISAWA PASSPORT 英中韓組版ルールブックによると、「フォントに問題がなくてもアプリケーションがサポートしていなければ、なんらかの問題が…

広東語を学びましょう〜香港映画10選〜 Part.1

過去の2ヶ月は北京語と広東語の違いや台湾と香港言葉の違いを紹介しました。広東語についての認識、少しでも増えましたか?最近、広東語を学びたい人が増えているらしいです。外国語を勉強するとき、映画などエンタメを通じて言葉を覚えるのは一つの面白い方…

「折り返し翻訳」に負けない執筆

「伝言ゲーム」を知っていますか?何人もの人が順に一人ずつメッセージを伝えていくゲームです。「伝言ゲーム」の醍醐味は、メッセージを正しく伝えようとしても、正しく伝わらないことにあります。 得られる教訓は、「コミュニケーションとは難しい」という…

翻訳会社アレこれ~Vol.28 ○○さんからのご紹介 その3 「Mさん」~

MさんはもともとNさんからのご紹介で、英訳のご相談を良くいただいています。 Mさんの仕事ぶりはとても丁寧で、仕事の進め方も安定感があり、予定通りに事が運ばないと見るや、早々に進捗やリスケについてのお知らせをいただけるのでとても助かります。これ…

AndやButでセンテンスを始めよう!~接続詞は文頭でOK?~

「接続詞AndやButを文頭に使ってはいけない」と主張をしている人がいることを最近知りました。私はアメリカの大学で英文ライティングを勉強しましたが、そんな話聞いたことがないので、検証してみました。 使ってもOK!むしろ使って! 結論から言うと、Andや…

タイ語の文字化けを見つけるポイントは?

タイ語のDTPを行う際に、信頼性の高いタイ語フォントを使用していれば文字化けはないと当初考えていたのですが、実際文字化けが生じ気づかないことがありました。下記がその例ですが、一見するとわからない人がほとんどかと思います。 文字化けはこの部分で…

日本の野球は命がけ?~漢字表記は仁義なき戦い~

個人的なことになりますが、最近メジャーリーグの試合をよく見ています。日本人選手の活躍を見るのはもちろんのこと、ここぞというときにホームランがどんどん飛び出すダイナミックな試合展開、スター選手の離れ業などに、目が離せない面白さを感じます。ま…

中華圏における言語のアレコレ〜台湾と香港の言葉~

前回のコラムで北京語と広東語の違いを紹介しました。今回は台湾と香港での言葉の違いを紹介します。 中国語の文字は繁体字と簡体字で分けています。日常生活の中、中国大陸は主に簡体字を使います。一方、台湾・香港・マカオは主に繁体字を使います。しかし…

気づかないタイ語の文字化け~ 正しく表示されているか確認しましょう~

独自性のある特殊なキャラクターが使われる言語にアラビア語やタイ語があります。日本では使用する機会が少ない言語のため目にすることが少ないのですが、昨今の多言語化のトレンドの中で使用される業界も増えているのではないでしょうか。 タイ語にもフォン…

翻訳会社アレこれ ~Vol.27 ○○さんからのご紹介その2「Nさん」~

先日「Nさんからのご紹介」ということで英訳のご相談をいただきました。 この「Nさん」、私にとっては同期ともいうべき方で、その出会いは新人時代までさかのぼります。これまで最も関わり合いの深い「キーマン中のキーマン」とも言うべき、懇意にしていただ…

吹き替え映画に思うこと(後編)

前回は、洋画・ドラマの日本語吹き替え作品が英語教育に良い影響を及ぼさないという意見がありながらも、独自の魅力的な演出により人気を博し、広く親しまれているという話をしました。 吹き替えの制作者が日本向けの演出を施し、オリジナルとは別物でありな…

誤訳が起こりやすくなる原因とは ~大坂なおみ選手の記者会見より~

今年の初め、大坂なおみ選手の記者会見での発言が誤訳され、朝日新聞社とYahoo!ニュースが謝罪と訂正を行ったことは記憶に新しいと思います。あれは、記者も要領の得ない質問をしているので、答える大坂選手も可哀想ですが、大坂選手の回答も記者会見の受け…

中華圏における言語のアレコレ〜北京語と広東語~

中華圏は範囲が広いです。各地それぞれに言語があることは皆さまもご存知かと思います。例えば、上海語、四川語などです。今、私たちが認知している中国語は、実は北京語に基づいています。北京語は中国大陸、台湾などでは主要言語として使われています。私…

Skypeの音声翻訳 ~話し手は、より注意が必要です~

機械翻訳のアプリやソフトウェアがない頃には、電話音声を翻訳するサービスがありました。(日本ではあまり普及しませんでしたが)Skypeでは音声が翻訳され、通話ウィンドウに字幕として翻訳が表示され、正確な同じ通訳レベルの速さで翻訳してくれるもので、…

スシは素晴らしいがフィードバックはもっと素晴らしい

日本で暮らし働いている西洋人の多くは、西洋式のフィードバックを求めている。 彼らの故郷では、フィードバックを送り合うことは、あらゆる知り合いや友人との毎日のコミュニケーションで当たり前のものである。しかし、多くの日本人はそれが必要であるとは…

みらい翻訳 vs Google翻訳~徹底検証で判明しました~

巷でGoogle翻訳より優れているとか、TOEIC960点レベルだとか言われている「みらい翻訳」の実力をお試し機能を使って検証してみました。すでにいろいろ検証されていますが、その大半は和訳の検証。 しかし、大切なのは英訳のほうです。翻訳需要は英訳のほうが…

翻訳会社アレこれ~Vol.26 ○○さんからのご紹介 その1 ~

「ご紹介」ということで翻訳の相談をいただくことが多々あります。 長くお付き合いのある、私からすると「キーマン」とも言うべき懇意にしていただいているお客様が数人いらっしゃって、そう言った方々からの「ご紹介」で翻訳のご相談をいただくわけです。当…

吹き替え映画に思うこと(前編)

なぜ日本人は英語が苦手なのか、という問いの答えとして、洋画やドラマの英語を日本語に吹き替えるからだ、と指摘する意見があります。某サッカー選手が、オランダ人は幼少期から英語を英語のままで親しんでいるから英語が上手に話せる、日本もそのようにし…

Google翻訳の不思議な力

日本在住のネイティブ英語ライターの私が日本の会社からもらう情報のほとんどは、日本語の題材をもとに翻訳されたものだ。翻訳の内容は概ね優れているが、意図する内容がいまいちはっきりしない部分が少なくとも一つは含まれていることがよくある。そのよう…

翻訳会社アレこれ~Vol.25 翻訳依頼するなら、今がチャンス!~

皆さま、少し前になりますが、過去に例のない10連休にも及ぶコールデンウイークはいかがお過ごしでしたでしょうか。昔の景気の良いころならば休みの間にやっておけと言わんばかりに、たくさんの宿題をいただいたものですが、今年はまだ休み前なのに周囲は既…

翻訳のカスタマイズ~マイクロソフトの翻訳サービス機能「Custom Translator」とは~

マイクロソフトの翻訳サービスの機能に「Custom Translator」があります。システムでサポートされた翻訳言語間で、用語などのカスタマイズができると公表されています。もちろんこれはいわゆる機械翻訳と呼ばれる、単語から単語・文から文をイコールで単純に…

AIを使えば驚異の力に手が届く!?

強化学習とは、ごく普通のコンピュータープログラムに驚異的な力を与えるAI技術である。 2017年、その力を得たAlphaGo Masterというプログラムが世界トップのGo playerを打ち負かし、強化学習は今やロボットの巧妙な動作や金融取引など多くの分野の技術を…

Amazon Translateの利用価値

世界中の55%の人が母国語でWeb Serviceを利用しています。また、アメリカのカリフォルニアでは、自宅では英語以外の言語で会話している家庭が全体の40%以上に達しているようです(AWS San Francisco Summit 2018より)。日本でも社会が変わってきており、…

翻訳会社アレこれ~Vol.24 意外な結果を知るネガティブチエック~

「校正」のご依頼については以前にもお話ししたことがありますが、先日英文社名のチェックをして欲しいとのご相談を受けました。 通常だと商品やブランド名、サービス名称、タグライン、スローガンなどがほとんどで、社名というのはあまりお受けしたことがな…

自然で流暢な機械翻訳、Amazon Translateについての考察

Amazon Translateが昨年2018年に発表されました。自然で流暢な機械翻訳です。ニューラル翻訳のテクノロジーで実用性の高いシステムとして、グローバル展開している超大手翻訳ローカライズ企業のライオンブリッジやワンアウアトランスレーションも提携してい…