UIとかWeb理論は横に置いた、感覚的な“わかりやすさ”は重要
「わかりやすさ」というと、何となくUIとか、視認性とか、コントラストとか、文体とか、難しい方向に行きがちではないでしょうか?
もちろん、理論、法則、統計といった考えるための下地は必要ですが、それが表出する際には、その難しい背景を感じさせないものであるべきです。「わかりやすさ」を実現するために「難しく考える」というのは、矛盾していませんでしょうか?
以前、ランチついでに、ランディングページの改善をしたいという話を知人から相談されました。扱っている商品の話、ページデザインのコンセプト、自分なりに売れないと思っている考察など、30分くらい話して聞かせてくれたのですが、要は、煮詰まって、思考の泥沼にはまっている状態でした。
正直私は、これを仕事の話のつもりでは聞いていなかったので、口を挟むことも無く、ただうどんを食べながら聞いていたのですが、その知人、話し終わって最後に「うーん。こんな長い話、受け取って再現してくれる制作者はそういなそうだし、客も聞いてくれないわな。」と、自己完結して早々に帰って行きました。
自分の感覚として、わかりにくいなと思い、ひらめいたんでしょうね。
私は、話をウンウン聞いていただけでおごってくれたので、ラッキーでした。
その後ランディングページにある、長ったらしい、わかりにくいと自分で思ったところをバッサリ削り、きれいなメインビジュアル、カラーバランスの良いデザインテイストも全て捨て去り(多分これはやりすぎ)、文字を大きくはっきりと、端的な文章に変更したそうで、「(知人本人は)超ダサいと思っているが、こっちの方が売れるので贅沢は言えない。」とひとまず良好な結果になったそうです。
▼詳しくはこちら▼