CitrusJapan’s column

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新型コロナウィルスと経済活動のバランスをかつてのペスト流行から考える

新型コロナウィルスの話題がニュースで取り上げられる際に、引き合いによく出されるのが中世ヨーロッパの黒死病、ペスト大流行の話です。

このペスト、古くは、542年の東ローマ帝国の頃からあると言われ、最もメジャーな1340年代の大流行、1665年のロンドンなど幾たびも流行を起こし、未だワクチンは存在しておりません。日本人にはあまり馴染みがありませんが、現在進行形で毎年小規模の死者が出ている伝染病です。(ワクチンはありませんが、抗生物質の投与での治療は可能です。)
ニュースでは、『人類が、かつてペストを集団免疫によって乗り越えた』というような言い方をされていることが多いですが、ペスト菌の根源地が残っており、そこで患者が発生していることを鑑みますと、沈静化しているだけで、今でも with ペストな状態であるのではないかと思います。

では、流行当時、どのようなことが市中で起こったかというと、以下の通りのようです。

・有象無象のデマがあふれ、それに右往左往する市民。関連した様々な犯罪も発生。
・人の少ない田舎への避難。
・宗教権力に対する不信の増大。権威の失墜。医学、医療従事者の地位向上。
・感染者およびその親族への迫害。

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